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16.05.18

「The Wonderful Parade」ビジュアルデザイン&ちらし!!

日仏国際コラボレーション「The Wonderful Parade」のビジュアルデザイン&ちらしが完成しました!!

AI基本

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フランスから、光と闇の魔術師 照明・演出家パスカル・ラージリ氏も来日し、コラボレーションの真っ只中!
to R mansion上ノ空はなびの稽古場日記もお楽しみに!!(ブログ、FacebookにUPしてます☆)

チケットのご予約は絶賛受付中♡
6月22日〜26日、こまばアゴラ劇場でお待ちしております!
http://tormansion.com/re_parade

16.05.14

日仏国際共同クリエーション 「The Wonderful Parade」日記−3

3日目。
今日は昨日とまた違う、光と闇のアプローチ。
細かいミリ単位の照明の仕掛けを、出演者みんなも一緒に創る。
なぜなら、フランス、ベルギー11都市の「無礼講」招聘公演ツアーの時、いかに演出家も、出演者も、
みんなが照明についての知識が必要であることを思い知ったから。
いろんな空間の劇場、毎回違うテクと、自分達のショーを最大限のクォリティでお客さんに見せることができるかは、短い仕込み時間で、と考えると、自分達もできるのがベスト。

はなび日記3

今回の公演も来年1月には神戸公演も決定しているし、もちろんフランス公演もツアーもしていきたい。
そして、この闇と光のトリックは、ミリ単位の作業が必要なので、やはりわかってできる人数が多ければ多いほどいい。
そう思って、照明作業はこちらでやっておくから、その間に俳優はオブジェを作っておくか?と聞かれたけど断り、照明作業に参加。
パスカルは逆にこう言った。
「スタッフも、このトリックの中でペットやオブジェを操ったり、演技するべきだ。俳優の動きや気持ちを知る必要がある。出演者もスタッフも1つのクリエーションをみんなでやるという点でそれぞれのプロフェッショナルがお互い同じ出発点にたつためにもね。」と。
なので照明の丸さんも後半の演技の時間には操り手として参加。

今日は自分達で自由に好きなパペットを作って、光と闇の中で動かしてみよう、とパスカルの提案。
2チームにわかれて思い思いに作る。
ヤノミ&丸ちゃんチームは布と綿でへび。2人でへび。

はなび日記3−2

はなび&コッペ&かよでウレタンを切り抜いた小さな女の子の人形。
15センチくらいの人形を3人で操る。
この小さな人の操り手に3人!

はなび日記3−3

交代でショーイング。
丸ちゃんとヤノミちゃんは、「パペット1つ」というお代なのに、頼まれてもないヘビのうんちをこっそり作って、最後にいきなりヘビの人形の中から披露してみんなを湧かせていた。
パスカルも大喜び。
はなびチームはなかなか3人の息があわず女の子の動きがぎくしゃく、おかしな動きに。
それがかえって面白く、みんなも爆笑。
1人で操るより、数人で操るほうが、凄く繊細な動きや表情が豊かに出て本当に面白い。
物、人形にも操り手側のプレジャー(喜び)が伝わり、観客にも伝わるのがとてもよくわかった。
ノリも迷いも伝わる。
小さな小さな人形達と人との物語はそれはそれは面白かった。

はなび日記3−4

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パスカルは
「オブジェを動かす時はまず衝動。人形が行きたい方向や動きを決める。
操り手の身体は後から少し遅れてついてくる。
人形が、決めるんだ。
それは、とってもとっても繊細なこと。
少しずつ、少しずつはじめよう。」
大きな劇場だとできない、
小さな劇場ならではの物語を小さな登場人物達と創ってみたい。
想像の世界からやってくる、これから出会う小さな共演者。

http://tormansion.com/re_parade

16.05.14

日仏国際共同クリエーション 「The Wonderful Parade」日記−2

パスカル2日目。
今日から稽古場入り。

床には黒パンチをはって、壁には黒幕をつって
ブラックボックスを創るところからはじめました。
「闇の演劇」はもちろんだけど、闇を作ることが重要で、ハレーションがおこらないようにチェック!
そして、照明が超重要!!
綺麗にくっきりと光のラインと闇のラインがわかれるように仕掛けを丁寧に。
パスカルは凄く凄く丁寧に、
「僕が言うこと、やることを全部メモを取ってね。フランスで教えた生徒達はいくらいってもメモをとらないから、僕の秘密はある意味守られてるんだけどね。」と笑いながら教えてくれました。
私達は一言一句、必死でメモ!

そして、闇から現れ、光から消える魔法を目の前に、出演者一同驚きの声。
オブジェを自分達の手で創り出し、
いろんな動きやオブジェを使って
「こうは?」「こう動いてみたら?」
と、どんどんアィデアも出て、
パスカルも、「さすがだね。」と。
「いつだってトリックは一つの入り口にしかならない。僕は入り口までは連れていってあげることはできるけど、その先の物語をどう創るかが、それぞれのアーティスト次第だよね。」
夕方はハンズに素材を探しに。
どんな素材に命を吹き込むことができて、どんな表情を見せるのか。
触ってみたり、想像してみたり。
「とにかくどんなアィデアもやってみないことにはわからないからね。」とパスカル。

夜は舞台美術の野口碧ちゃんと、オブジェクト協力をしてくれるOkkちゃんと稽古場の映像を見せながら打ち合わせ。
パスカルは舞台美術の碧ちゃんが頭で考えたイメージを劇場図面におこしながら、光と闇のトリックのいかしかたを考えてくれた。
けど、みんなでいろんな可能性を話し合った結果、パスカルのトリックを考えると、何もないのが一番面白いんじゃないか、と。
何もない空間に、人間のイマジネーションが立ち現れさせ、演者にも、観客にも最大の驚きをもたらす。
今回は、特に、そうなのだと思う。
私が仏領ギアナの演劇祭で観たパスカルのワークショップショーイングもただの倉庫だった。
倉庫が暗闇になり、光が入った瞬間、奥行きも地面も天井もどこまであったのかわからなくなり、無限の空間に自分が浮かんでるみたいな感覚になって、「えっ……」と目を丸くしたことを鮮明に覚えている。
「はなびさんが言ってたのはこれだったんですね…!」とコッペちゃん。
あの不思議な体験は、舞台芸術でしか体験できない。
ヤノミちゃんも、
「フランスからやって来た照明の魔術師パスカル氏と創る闇の演劇。鳥肌が立ちまくり!昔から魔法使いになりたかった私は「魔法ってこうやって創るのかぁ!」と感動の連続。舞台芸術の魔法はどんなマジックよりも感動が大きい。なぜなら全てが生身だから。アイディアと技術と作業と稽古。手でつくる。」
とTwitterに書いてくれていた。
本当にその通り。

生身で目の当たりにした人達だけが体験できる特別な魔法。
パスカルが入り口まで連れて行ってくれる。
そこから先の物語は、
私自身が創るものでもあるし、
さらにその先は、
お客さん一人一人の特別な、特別な物語。

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16.05.14

日仏国際共同クリエーション「The Wonderful Parade」日記−1

日仏国際コラボレーション
「The Wonderful Parade」1

はなびです。
スペインからの帰り、フランス経由にして、パスカルと一緒に日本へ。
パスカルはフィリップ・ジャンティカンパニーで長年創作を共にし、フランス演劇界を支える光と闇のトリック照明演出家。
早速パスカルが持って来てくれたワインをいただきつつ、コラボレーション公演の話。
パスカルは、to R mansionの公演を仏領ギアナの演劇祭と、パリ公演と2回観てくれています。

パスカルは、
「toRの持ってる明るい身体のエネルギーや、はちゃめちゃな遊びの想像力、詩的な美しさはもっと「闇の演劇」の手法で面白く見せることができるだろうし、それを一緒に探求しよう。
闇から人が表れて消えるのも、急に何メートルもの巨大なものを出現させるのも、空間を驚きの広さに感じさせるのも、人を宙に飛ばすのもなんでも可能だよ。
重力を感じさせないトリックについても一緒に考えよう。
大きなファンタジーはほんの小さなトリックで創り出すことができる。
君達に秘密を沢山教えてあげるよ。」
と。
なんだかワクワクで身体が破裂しそう。
かよちんと喜んで小躍りしてたら
「まだ獲ってない熊の皮の価値を考えないでね。」と戒められました。
もう、この日々をめいっぱい頑張りたい!!!

せっかくのパスカルとの共同制作なので日記も書いて、日々のことや、パスカルのいい話など沢山発信できたらなと思いますが、創作と本番とどれくらい余裕あるかしら…!
自分がどうなってるのかすら想像つかない。
ついに「The Wonderful Parade」という名前の大きな船が出発する音がする。
出演者もスタッフもみんな人も仕事も素晴らしく信頼できる人達ばかり。
舵を握る手も緊張で汗ばむけど、ダイナミックに愉快な航海に。
辿りつく世界はどんな景色なんだろう。
それは、これから少しずつ見えてくるだろう。

http://tormansion.com/re_parade

はなび日記1

16.05.10

今週末(5/14~15)はソラマチ大道芸フェスティバル!!

スペインでのフェスティバルを終えたto R mansion、
今週末(5/14-15)はソラマチ大道芸フェスティバルに登場!
土日の東京は晴れのようですよ!
皆様そろっておでかけください〜!!

ソラマチ大道芸フェスティバル
時間・場所:
5月14日(土)13:15 ソラマチひろば/ 16:45 アリーナステージB
5月15日(日)12:30 ソラミ坂ステージ/16:15 アリーナステージA
http://www.tokyo-solamachi.jp/new/event/9/

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16.05.06

to R mansion in Spain!!

to R mansion、今週末(5/7−8)はスペインのフェスティバルに登場!!
スペインのみなさま、待っててね〜!!
———————

Now, to R mansion are heading to Spain!!
All the members are looking forward to meeting you there!!!

Nacho Vilar (Festival in Spain)
Date/Time:
7th May : 17:00/19:00
8th May : 12:30
http://www.nachovilar.com/…/de-2016-05-07-1…/cinema-paradise

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16.04.25

5/3(火・祝)〜5(木・祝)の静岡の詳細が決定しました!

ゴールデンウィーク 5/3(火・祝)〜5(木・祝)は静岡へGo!
「ふじのくに ストレンジシード静岡」のパフォーマンス時間と場所が決定しました!!
皆様、遊びに来てくださいね〜

2016年5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)

時間・場所:
3日(火・祝)16:00〜 静岡市役所御幸通り側玄関前ステージ
4日(水・祝)16:00〜 静岡市役所御幸通り側玄関前ステージ
5日(木・祝)14:30〜 札の辻交差点

イベント公式ページ→http://festival-shizuoka.jp/event/strangeseed/

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16.04.19

野毛大道芸・キャナルシティの時間をUPしました!

野毛大道芸とキャナルシティの時間と場所が決まりました!
皆様、ぜひ遊びにいらしてくださいね〜!!

野毛大道芸
2016年4月23日(土)、24日(日)
時間:
23日(土)12:00/14:40
24日(日)11:00/13:50
場所:福富西公園(26)
イベント公式ページはこちら

キャナルシティ(博多)
2016年4月29日(金・祝)〜5月2日(月)
時間・場所:
※4日間とも同じ時間、場所でのパフォーマンスです。
12:00 B1Fサンプラザステージ
14:30 B1Fスターコート
18:00 B1F スターコート ☆COMEDY NIGHT SHOWに出演☆
キャナルシティ公式ページはこちら

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16.04.15

【「光と闇のフィジカルシアター」ワークショップ参加者募集のお知らせ】

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世界中のトップクリエーターから絶大な支持を得るフランスの劇団「フィリップ・ジ ャンティ・カンパニー」をはじめ、フランス演劇界を支える光と闇のトリック照明演出家を招聘!日本初のワークショップを開催!
  照明を使った視覚のトリックを利用した幻想的な空間を創る技術を学び、創造性を鍛 え、新たな表現を発見する2日間。

講師氏名: パスカル・ラージリ
開催日時:2016年5月28日(土)、29日 (日) 11:00-21:00(休憩2時間を含む)
会場:新高円寺アトラクターズ・スタジオ(杉並区高円寺南2-7-1 拓都ビルB1F) 東京メトロ丸の内線新高円寺駅徒歩4分
対象:
俳優(舞台で演技をする全ての職種の方、ダンサー、大道芸人、クラウ ン、etc…)
※照明家、演出家などスタッフの受講生もお受けいたします
※18歳以上。プロ、アマチュアなどは問いません

内容 :
ブラックボックスの中で起こる人間の目の錯覚、視覚の不完全性を利用したトリックに基づいている「闇の演劇」。このトリックの中で引き起こされる様々な視覚効果は、幻想的な世界を創りだすのに役立ちます。
この空間では、俳優たちはマリオネットやオブジェと共にステージ上を飛行します 。俳優やオブジェが突然空中に現れ、突然消えていくことだってできます。 俳優は、しゃべらない人形や、動かないオブジェなど、もう一つの自分の身体に命を 吹き込み、それは、今まで当たり前だと思っていた物や風景が、全く異なる新鮮さと 驚きをもって自分の演技に影響を与えます。
この講座は、魔法のような出現や消失が可能な演出を学び、そしてトリックを効果的 に利用したイマジネーション溢れるシーンを創作します。 こうした学びと創作を通して、自分ではない「役」を生きる俳優にとっての演技力の 柱となる「自分を客観的にみる力」や、「予想外の動きやリズムを生み出す力」をと もに高め、「新たな表現の引き出し」を得ることを目的とします。

講師プロフィール:
パスカル・ラージリ Pascal Laajili
照明家・演出家・舞台監督・劇作家。
1999年よりフィリップ・ジャンティ・カンパニーにて「動かぬ旅人」「バニッシング ・ポイント」「世界の涯て」などでコラボレーションし、人形操作役としても舞台に 上がっている。 仏アビニョン演劇フェスティバルのスーパーバイザーも担当。 2008年以降はフランスの舞台技術士専門家養成センター(CFPTS)教授をつとめ、 「闇の演劇」の教鞭をとる。 300年以上の歴史を誇るフランスの国立劇団コメディー・フランセーズにて 照明デザインをつとめた舞台が、フランスの優秀な演劇賞「モリエール賞」最優秀ビ ジュアルステージ部門にノミネートされている。

受講料: 15000円
定員: 10名
※どちらか一日のみの受講も可能ですが、両日参加できる方が優先です。申込多数の場合は、抽選とさせていただきます。
5月20日(金)までに結果をE-mailにてご連絡いたします。
(1日のみの受講料10,000円。出席できる日を応募動機欄にご記入ください。)

お申込方法:
5月13日(金)までに、「闇の演劇」ワークショップ参加申込 の件名にて、以下の内容をE-mail(to-r-m@kta.biglobe.ne.jp)宛にお申込みください。
*お名前(ふりがな):
*年齢:
*性別:
*電話:
*E-mail:
*所属団体名称(劇団など):
*応募動機(50−100字程度):

お申込み・お問合せ
Office to R mansion
E-mail:to-r-m@kta.biglobe.ne.jp
電話:080-3410-8000(野崎)

☆☆上ノ空はなび(to R mansion主宰)より☆☆
仏領ギアナの国際児童演劇祭にてパスカル・ラージリ氏のワークショップショーイングを観た時の衝撃。
照明が暗くなり、小さな光がついた瞬間、地面も天井も奥行きもどこまであるのかがわからない、無限の空間が広がった。客席にいる自分が宙に浮いているみたい。
次々とワークショップの生徒さん達が光と闇、身体と 物を使っていろんなシチュエーション、素晴らしいアイデアの詰まった短いシーンの数々を披露してくれた。
モップとモップの可愛い恋、ギアナの自然の木や枝、葉っぱで作られた雄大に飛ぶ鳥、、、、。心をくすぐられたり、目の前に突然現れた生き物に驚いたり、くだらなくもアイデアと喜びに満ちた表現に笑ったり。
その短いショーイングの全てが、ワークショップ生の熱量と、クリエーションで発見したことを舞台で表現することの喜びに溢れていて、自分でもびっくりするほど感動していた。
後から、彼が照明・演出家だと聞き、すぐに声をかけた。彼がフィリップ・ジャンティカンパニーで長年創作を共にしていたと聞き、驚きとともにやっぱり!!
そして、彼がその光と闇のトリック「闇の演劇」とよばれる演出手法の第一人者だと知って、ぜひ彼と一緒に舞台作品を創りたい!!!「闇の演劇」の中で遊び、to R mansionならではの表現を発見して、もっとおもしろいファンタジーを創ってもっと楽しませることができるんじゃぁ!!という思いから企画し、様々な方々にお力添えをいただき実現することができました。
是非、日本の皆様にもパスカルの素晴らしい想像力と発明的な技術の中で遊び、楽しんでもらいたいです。
彼のワークショップ&to R mansionとのコラボレーション公演。この非常に貴重な機会を、是非体感して下さい。

主催:to R mansion
協力:劇団夢現舎
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

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16.04.08

訂正:来週末の予定!!

来週末は新宿へGo! (間違って「今週末」としていましたが、正しくは「来週末」でした。4月16−17日、ぜひ遊びに来てね!!)
ついに新メンバー、モハメッド アリ ガトーがデビュー!!
新しいto R mansionに是非会いに来てね!!

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伊勢丹 フランスウィーク
4月16日(土)−17日(日)
時間:12:45/14:45/16:30(両日とも同じ時間です。)
場所:新宿モア4番街
イベント公式HPは→http://www.isetanguide.com/20160413/france/town/

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to R mansionとは、作品ごとに出演者、アーティストが集まる「とあるマンション」という意味のパントマイムをベースとしたパフォーマンスユニット。
劇場、ストリート、学校などで場に応じた作品を創り、幅広い世代に向けて発表。
「子どもによる 子どものための マイムプロジェクト」として子どもや親子を対象に身体表現遊びから作品を創るワークショップを展開中。
オフィシャルサイト http://tormansion.com

 

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